「仕事辞めたいなんて甘えかな…」と悩んでいる20代が考えるべきこと

「仕事辞めたい……」

そう思っても、頭の中でこんな声が聞こえてきますよね。

  • これってただの甘えかな
  • みんながんばってるんだから
  • 逃げグセがついたらこの先どうするの?

まるで自分の気持ちをすべて否定するような言葉たち。

20代で「仕事辞めたい」と感じることは「甘え」なのでしょうか?

この記事では、がんばりすぎた20代が「仕事辞めたい」と感じたときに、「甘え」と責めずに自分の心を大事にするための考え方をお伝えします。

目次

20代で仕事辞めたいのが「甘え」って誰が決めたの?

「甘え」っていったい誰が決めるのでしょうか。

たとえば、とっくに20代を過ぎた親や上司・先輩が「それは甘えだよ」と言ったとしても、その人たちはいま20代まっただなかのあなたの苦しみなんか知りません。知っているのはあなた自身だけです。

20代に「甘えだ」と言う人の背景

仕事を辞めたいと言うと、まわりに「そんなの甘えだよ」と言う年上の人が出るかもしれません。そういう人たちには以下のような心の苦悩があります。

  • 自分の20代のころと比べている
  • 自分が頑張ってきたことへの正当化
  • 人の心の限界を知らない
  • 自分は弱音を言えなかった

つまり「甘えだ」と言う人は、自分も20代のころ本当は甘えたかったのに甘えられなかったつらさのせいで、自分の価値観を押しつけているのです。

「甘え」と思うのは、人の目を気にしすぎているから

まだ期待されている20代で「仕事辞めたい」と言うと、こんなふうに思われるのではないかと怖くなりますよね。

  • 根性がない
  • 最近の若者はダメだ
  • すぐに辞めるやつはどこ行っても無理

でもその怖さって、冷静に考えると「自分がどうしたいか」じゃなくて、「人からどう思われるか」にばかり気を取られていませんか?

「甘え」と人から思われることを勝手におそれているのです。

自分の心に従うことは「甘え」じゃない

人の目を気にしてがんばり続けた結果、心が壊れてしまったら、人生そのものが止まってしまいます。自分の心に従うことは、甘えではなく「選択」です。

人からの評価を気にして無理しても、人はあなたの人生の責任をとってくれません。

「仕事辞めたいけどみんながんばってる」は、あなたには関係ない

よく言われるのが「みんなだってつらい中でがんばってるんだよ」という言葉。でも、これって冷静に考えるとおかしな話です。

つらさの感じ方は人それぞれ

  • 同じ環境でも、平気な人もいれば限界を感じる人もいる
  • 体力・気力・環境・性格……背景はすべて違う
  • 無理して頑張ってきた人ほど急に限界がくる

たとえば同じ10kgの荷物を持っていても、筋肉のある人とそうでない人では感じる重さが違いますよね。

それと同じように、あなたの「つらい」は他人の「つらい」と比べられるものではありません。

辞めたいのに無理して続ける「心」は仕事よりつらい

ここがいちばん大事なポイントです。

「仕事辞めたい。でも甘えだと思われたくない。だから続けなきゃ」と自分の心を無視して働き続けると、仕事そのものより心が苦しくなります。

こういう気持ちが心の中でループすると、生きていく気力すら奪われてしまいます。

自分を信じる勇気が、これからの人生を救う

ここまで読んできて、まだ「それでもやっぱり甘えかもしれない……」と思う気持ちがあるかもしれません。

でも、それってやっぱり人の目が怖いだけなんです。誰かの期待・誰かの常識・誰かの意見……ぜんぶ自分以外の「誰か」の目を気にしているだけ。

これからどんな仕事をしていくとしても、自分の気持ちを無視して「人の目」ばかり気にしていたら、何をやってもつらくなるだけです。

いちばん大切なのは「自分を信じる勇気」です。それがあなたを苦しみから救ってくれます。

甘えかどうかは関係ない。大切なのは「辞めたい」という心の声

ここまでの内容をまとめます。

  • 甘えかどうかを決めるのは他人じゃない、自分の限界を知っているのは自分だけ
  • 人の目を気にして無理をすると心がこわれてしまう
  • 「みんなつらい」なんて言葉は無視していい、それぞれ感じ方が違う
  • 我慢して続ける「心」は仕事以上に苦しい
  • これからの人生を守るには、自分を信じる勇気が必要

ちいさからのメッセージ

仕事は辞めてもいい。でも、自分を信じることは辞めないで

20代で仕事を辞めることは、甘えではなく選択です。

人の目ばかり気にする今の社会で、自分の心を守るのは勇気がいることです。だからこそ、いい意味で逃げることを「ダメ」だと思わないようにしましょう。

今つらいあなたは、もうじゅうぶんがんばってきたはずです。だからこれからは、人の目ではなく自分の心の声を信じてあげましょう。

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