友達が新しい職場でがんばっていたり、SNSでは「やりたいこと見つけました!」なんて言っていたり、まわりの人たちは、自分の道をちゃんと進んでいるように見える。
それなのに、自分は…
- 何がしたいのかわからない
- 向いている仕事もわからない
- 転職したいけど、どこに行けばいいのかもわからない
そんなふうに感じて、もどかしさや焦りを抱えていますよね。
でも、仕事って料理みたいなもの。いろんな味を知ってみないと、自分に合うか、好きになれるかなんてわからないんです。
「なにがしたいかわからない」は、ちゃんと悩んでいる証拠
あなたが「やりたいことがわからない」と感じてしまうのは、ただぼんやりしているからじゃありません。ちゃんと自分のことを考えて、「ほんとうに納得できるもの」を探しているからです。
やりたいことを見つけなきゃ!
でもそれがわからない…
20代でやりたいことがわからないのは当たり前
思い返してみてください。
これまでの人生で、どれだけの仕事や業界を体験しましたか?おそらく、たった1つか2つ、多くても数年の経験しかないはずです。
それで「自分の天職」に出会えというのは、無理な話です。食べたことのない料理の中から「好きな味」を選べないように、知らない仕事の中から「やりたいこと」を決めるなんてできなくて当然です。
自分に合う仕事は一度で見つかるものじゃない
「一発で正解を見つけなきゃ」「最初の転職で一生続けられる仕事に出会わなきゃいけない」という思い込みは捨てましょう。
今の時代、「ひとつの会社で定年まで」なんて価値観は古いものになっています。10年後には、まだ存在していない仕事に就いているかもしれない。それくらい、働き方も仕事の形もどんどん変わっていく時代です。
だからこそ、「まずはやってみる」ことが大事。やってみた結果、「ちょっと違ったかも」でもいいし、「案外こういう仕事好きかも」でもいい。それをくり返していくことで、少しずつ自分のやりたいことが見えてくるでしょう。
何度転職してもいい。大切なのは「自分を知る旅」をあきらめないこと
転職回数が多い人をネガティブにとらえる企業もたしかに多いです。でも、すべての企業がそういうわけではないし、時代はどんどん変わっています。
- 行動力がある
- 興味の幅が広い
- 環境を変える勇気がある
このように転職をポジティブにとらえる風潮も広まるかもしれません。
転職は、世間の顔色をうかがってためらうものではなく、あなた自身を知るための「旅」です。
一度の選択で正解を出そうとせず、「いまの自分にはこれが合いそうだな」という気持ちを大切にして、いろんな扉を開けてみてください。
扉を開けるたびに、あなたは少しずつ、自分のことを知っていけるはずです。
自分に合う仕事を見つけるために大事なこと
失敗をおそれず、まずはやってみること
頭で考えても、答えはなかなか出ません。実際に働いてみて初めて、「これは自分に合う」「これはつらい」がわかってきます。
人生は「やってみなきゃわからない」。それって、仕事においてもまったく同じです。最初の転職でうまくいかなくても、それは「自分を知るチャンス」ととらえましょう。
向いてる仕事より、合う環境を探すこと
転職活動をするとき「どんな仕事が向いているか?」と考えがちですが、それよりも「どんな人たちと、どんな働き方をしたいか?」のほうが大事です。
- 忙しくてもいいから達成感があるほうが好き
- 少人数のチームのほうが落ち着く
- 1人で黙々と作業するのが安心
そんなふうに、「自分が心地よくいられる環境」を見つけることで、仕事が長続きしやすくなり、結果的にスキルもついていきます。
いま「なにがしたいかわからない」あなたへ
そんなに焦らなくていいんだよ。
いま、自分の道が見えないのは、
まだ歩いていないから。
立ち止まっていることがダメなわけじゃない。
考えて、悩んで、ゆっくり一歩を出すその姿は、すごく美しいよ。
「なにがしたいかわからない」って、
それだけまじめに、自分の未来を見ようとしてる証拠。
まわりと比べなくていい。
何度でも道を変えていい。
いちどやってみて「ちがうかも」と思ったら、また変えればいいんだよ。
20代って、それができる魔法の時間なんだから。
ちいさは、あなたのそばにいるよ。
あなたの一歩が、あなたらしい未来につながりますように。
やりたいことがわからないのは可能性のはじまり
- 20代で「やりたいことがわからない」のは、当たり前
- 自分に合う仕事は、何度も転職しながら見つければいい
- 自分と向き合うことが、遠回りのようで一番の近道
- まわりと比べず、自分の歩幅で
- 「やってみたい」の気持ちを大切に
興味があればやってみる、合わなかったらやめてもいい。20代ならそんなことが何度もできるんです。